【アクティブラーニング全般】わざわざアクティブラーニングなんて呼ぶことが理解できません。 vol.14
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そもそも学習とはアクティブなものであって、わざわざアクティブラーニングなんて呼ぶこと自体が理解できません。
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確かに、一方的な講義を聴くだけでも、生徒が頭をフル回転させて、既有の知識とつなぎあわせ、自分...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。確かに、一方的な講義を聴くだけでも、生徒が頭をフル回転させて、既有の知識とつなぎあわせ、自分にとって新たな知の体系を構築することは可能でしょう。それができることは素晴らしいと思います。
しかし、なかなかそうはいかないのが現実です。生徒は分かったつもりで聞いていても実際はよく分かっていなかったりします。期末試験などを受けてみるまで、「自分は何が分かっていて、何が分かっていないのか」を確認できないこともあります。だから授業中に他者に説明したり、他者の考えを取り入れたりする中で、自分が理解していることを再認識するようにします。これを「認知プロセスの外化」と呼んでいますが、これがアクティブラーニングの大きな要素です。これは、一人でできることではありません。
そして、もう一つ大切なことは、そうした活動の中で、社会で自立的に活動できるように、vol.2で触れたようなジェネリックスキルの育成につなげていこうということです。教師の話を聞いているだけでは、他者と協働する力や多様性を理解することはできません。
※ジェネリックスキルやなぜ今アクティブラーニングが注目されているかについては、vol.2をご覧ください。