【アクティブラーニング全般】どうすれば学校全体のアクションに拡大できますか? vol.29
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私自身はアクティブラーニングに取り組んでいるのですが、どうすれば学校全体のアクションに拡大できますか?
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学校ごとの事情が異なりますので、一般的な「解」はありませんが、大学や高校でうまく行っていると...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。学校ごとの事情が異なりますので、一般的な「解」はありませんが、大学や高校でうまく行っているところには、それなりの共通性があります。
①取り組みを進めようとする「中核となる教員集団」が存在する。
教務主任なり学年主任なりの「ミドルマネージャー」が中心になって、やる気のある先生を組織している。そのメンバーが研究を重ね、具体的な方針を出す。校長などの管理職や現場の先生をつなぐ役割をする。
②理解のある管理職が存在する。
部下任せではなく、組織の進むべき方向性を示し(目標設定)、予算と人事でサポートする。いちばん大事なのは「失敗を恐れず進め」という精神的な支援をする。
③現場にやる気のある先生が存在する。
できるところからやってみようという意欲がある。分からないことは先輩や同僚に聞いたり、研修会などを通して研鑽したりしている。特に、生徒とのコミュニケーションを大切にし、生徒がどのように感じているかを把握しながら進める。
ご自身が③の立場であれば、まずは②との関係がうまく行くように進めてみてはいかがでしょうか。