【アクティブラーニング全般】アクティブラーニング型授業にはどんな手法があるのですか? vol.11
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アクティブラーニング型授業にはどんな手法があるのですか?
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アクティブラーニング=グループワークだと思われている場合がありますが、実は数多くの手法・手...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。アクティブラーニング=グループワークだと思われている場合がありますが、実は数多くの手法・手段があり、ねらい・課題内容・時間・人数・環境などに応じて選択されます。
代表的な手法の例としては、①Think-Pair-Share ②ジグソー法 ③ラウンドロビン ④ピアインストラクションなどがあります。
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①Think-Pair-Share・・・自分で考える→隣の人と意見交換する→全体で考える
②ジグソー法・・・あるテーマについて複数の視点で書かれた資料をグループに分かれて
読み、自分なりに納得できた範囲で説明を作って交換し、交換した
知識を統合してテーマ全体の理解を構築したり、テーマに関連する
課題を解いたりする活動を通して学ぶ、協調的な学習の1つ。
③ラウンドロビン・・・グループになって順番に意見を述べる。
④ピアインストラクション・・・仲間になった者同士で教え合う(記述、解答の根拠や
プロセス)。
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なお、手法に注力するあまり、「アクティブラーニングを行うことが目的」になってしまわないように注意が必要です。教員が教科書に書かれた内容をすべて生徒に教えようとする「網羅に焦点を合わせた指導」からは転換が必要ですが、かといって「活動に焦点を合わせた指導」になってはその効果が発揮されません。
※参考『ディープ・アクティブラーニング』松下佳代著(2015年・勁草書房)