【グループワーク】生徒の議論が間違った方向に進んでいる場合は? vol.18
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グループワークで、課題に対して、生徒の議論が間違った方向に進んでいる場合はどうすればいいのでしょうか?
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私たち教員は、ついつい、誤りを指摘して正解に導きたくなるものです。でも、課題の中身に対して教...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。私たち教員は、ついつい、誤りを指摘して正解に導きたくなるものです。でも、課題の中身に対して教員が助言すると、そのグループだけでなく、次々に生徒から質問が飛んできて、教室全体が教員に頼るようになってしまいます。まず、ワークの時間中は、生徒に任せ、自分たちで誤りに気付くのを待つ方がよいでしょう。
ただ、最後まで間違った結論を導いてしまうと、生徒にはその印象が強く残ってしまい、後々修正することが難しくなるかもしれません。
グループワークの様子を見ながら、「このままではマズい」というグループがある場合は、例えば、うまく行っていないグループに「○○はどこまで進みましたか」「○○に答えられていますか」といった質問をして、注意を促すようにします。あるいは、クラス全体に向かって「今から5分間、シャッフルタイムにします。他のグループのワークシートを見に行ったり、他のグループのメンバーに質問したりしてもOKです」として、これまでの自分たちの考えとは別の考え方があることに気付かせることができます。
また、グループ内に議論を強引に引っ張る生徒がいると、「これで、いいのかな?」と疑問を持っている生徒がいても、軌道修正が困難になる場合があります。まずは、各自の考えをワークシートなどに記し、それをグループ内で共有したうえで吟味するといったプロセスを入れておいてもいいでしょう。