【グループワーク】生徒の学力のレベルがまちまちでも上手くいきますか? vol.19
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グループワークを行う際、生徒の学力のレベルがまちまちでも上手くいきますか?
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生徒の学力レベルが異なるのは、一斉授業でもグループワークでも同じではありませんか? よく「2...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。生徒の学力レベルが異なるのは、一斉授業でもグループワークでも同じではありませんか? よく「2-6-2」の法則と言われますが、一斉授業の場合でも真ん中の「6」を対象に授業を進められる場合が多いようです。アクティブラーニングが怖いのは、一斉授業では見えていなかったことが顕在化することです。学力がバラバラだと授業がやりにくいというのは、あくまでの授業者の言い分であって、教室の現状を踏まえたものではないでしょう。いずれにせよ、どちらの場合であっても、一人ひとりの生徒の学力を伸ばしてあげたいというのが教師の願いだと思います。
この相談室で何度も申し上げておりますが、教室でなにが起きているか「観察する力」が必要です。グループワークや個人作業に取り組んでいるときに、状況を観察し、問題点があればなにが問題なのか見極めることが必要です。いたずらな介入はマイナスになります。また、生徒同士の教えあいによって解消されることも期待できます。この場合、学力レベルの高いほうの生徒にとっては、学んだことを整理するいい機会でもあります。説明することで自分の理解不足に気づくケースも多いでしょう。
授業の前提となる知識が未習の場合は、予習テキストや復習用などの教材(VTR素材なども)でフォローしておくことも可能です。