【授業計画・教材】どれくらいの頻度で取り入れるのがよいのでしょうか? vol.17
-
アクティブラーニング型授業は、どれくらいの頻度で取り入れるのがよいのでしょうか?
-
ひとくちにアクティブラーニング型授業と言っても、その目的によって手法はさまざまで、実施する頻...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。ひとくちにアクティブラーニング型授業と言っても、その目的によって手法はさまざまで、実施する頻度も変わってきます。以下のようにアクティブラーニング型授業の手法や形態を整理してみると、分かりやすいでしょう。
※溝上慎一著『アクティブラーニングと教授学習法パラダイムの転換』(2014年・東信堂)より、p.71の表をもとに再編成
通常の授業の中で、講義による知識の説明→クラス全体への問いかけ→各自で考える→ペアで考えを交換する→全体でシェアするという「シンク・ペア・シェア」といった手法であれば、毎回の授業で行うことができます。
一方で、ディベートやPBL型の授業は、授業時間外の生徒の活動も必要になりますので、一年のうちに何度もできるものではありません。
いつもは先生の話を一方的に聞いているだけの授業なのに、年に1回、突然「今日は、グループワークをして、発表してもらいます」と言っても、生徒は困惑しますし、質の高い活動はできないでしょう。普段の授業の中で、少しずつでも、生徒が自分の考えを表現したり、他者の考えを取り込んだりするような習慣をつけておくことが大切です。