【グループワーク】授業の進度が遅くならないでしょうか? vol.15
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アクティブラーニング型授業を導入することによって、授業の進度が遅くならないでしょうか? 教科書を最後までやり終えることができるか、不安です。
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教科書を最後まで「教える」ことと、生徒がその内容を「全てマスターする」ことは別の問題です。 ...
先生からのお悩み募集中 参加型学習・アクティブラーニング型授業を実践する上での、先生方のお悩みをお寄せください。教科書を最後まで「教える」ことと、生徒がその内容を「全てマスターする」ことは別の問題です。
生徒が「話したり、書いたり、発表したりする時間」を取るためには、「教科書を説明する時間」を削る必要があります。しかし、ここは工夫次第でなんとかなります。
例えば、
①単元で必要なことは説明し、単元の最後の授業で、それまでに学んだ知識を活用する課題をグループで考えさせるという講義とワークを独立して行うタイプ
②一コマの授業の中で、10分解説したら5分ワークをして知識を確認しながら進めるという講義とワークを連動させるタイプなどが考えられます。
いずれの場合も「すべてを教えないと気が済まない」という「網羅主義」に陥らないことが大切です。「読めば分かることをいちいち説明しない」「ミニマムかつスタンダードな知識に絞る」など、教える内容の厳選が必要です。と同時に、短い時間で的確に知識を教えられるように「デリバリー・スキル」を磨くことも大切です。一方的な講義よりアクティブラーニング型授業の方が、教師の教えるテクニックが必要だとも言えます。