第46回
2018.06.13
教科を越えるマナビの挑戦!教科横断カリキュラムの可能性〜サミット開催報告 第7弾〜
去る2018年3月21日、東京大学 大学総合教育研究センター 中原淳 研究室(当時、現 立教大学経営学部)と一般財団法人 日本教育研究イノベーションセンターは「アクティブラーナーズサミット2018」を東京大学伊藤国際学術センターにて開催いたしました。
「サミット特集」第7弾は、分科会②「教科を越える!マナビの挑戦:教科横断カリキュラムの可能性」の様子をご報告します。
※ページ下部より当日のスライド資料をダウンロードできます!
近年のアクティブラーニングの試みのなかで、教科横断的な学びの重要性はよりいっそう高まっています。学習者の主体的な学びは既存の教科の枠組みにとどまるものではないことは多くの先生方が実感されていることではないでしょうか。教科横断的な学びの実現は、既存のカリキュラムに関する考え方を「イノベーション」することを伴うと言えるかもしれません。
本ワークショップでは、まず「カリキュラム・イノベーション」の今日的意義について東京大学 教育学研究科 小玉重夫教授(上段の写真)より基調報告を、東京都立高島高等学校 大畑方人先生(下段の写真 右)と東京都立日野台高等学校 佐々木宏先生(下段の写真 左)よりご自身の実践についてご報告をしていただきました。
当日は高島高校と日野台高校から高校生(大畑先生、佐々木先生の教え子の皆さん!)が会場に駆けつけ、イノベーションの当事者として、「アクティブラーニングが自身の学びにどのようにつながっていったのか」「受験学力の形成ということを越えて、自身の進路決定にどのような影響を与えたのか」について語ってくださいました。
その後のワークショップでは、高校生と担当教科の異なる先生方が共に模造紙を囲みつつ、社会的な課題を意識した教科横断的なカリキュラムづくりに挑戦!
「教科を横断しなければならないから、教科を横断する」のではなく、「アクティブラーナーを育てる」ことを目指した授業づくりのその先に、自然と既存の教科を越える瞬間がある・・・
このワークショップ自体が、そんな「わくわく」を体現する場となっていたように思います。
当日のスライド資料はこちらからダウンロードできます。ぜひ、皆さまでご覧ください!!
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取材
田中 智輝
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取材
村松 灯
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撮影
松尾 駿