マナビラボ

第10回

2018.03.14

組織づくりをケースメソッドで学ぶ

〜新しい学校づくりリーダー塾:組織づくり編〜

去る2018年1月20日、河合塾麹町校デルファイホールにて、「ケースメソッドで学ぶ学校づくりリーダー塾:組織づくり編」の研修が開催されました。JCERI主催のもと、マナビラボからは中原・町支・村松が登壇し、ケースメソッド研修のファシリテーションを行いました。

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まずは、グループ内の関係づくりのためのワーク.そして,そこからレクチャー.「なぜいまアクティブラーニングなのか、カリキュラムマネジメントなのか、そしてなぜケースメソッドなのか」について、中原から熱いレクチャーを行いました。

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そこから、2時間強かけてケースに取り組みます。ケースについて改めて読んだうえで、問いに『具体的に』考えていきます。いつ、誰に、どのように、どんな関わりをするのか、どんな話をするのか。あるいは、教科会など会議でどんな提案をするのか、そういった点について考えていきます。

まずは、個人で、考える時間.

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次にグループとしてのプランをねる時間をとりました。まず個々の考えを共有しつつ、対話を深めていくという形をとっている班が多かったです。

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取り組んでいるうちに,徐々に、立ち上がって”前のめり”になっていく人が増えていきます.

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ケースに記載した課題は、簡単なものではありません。多くの組織がつまづく課題です。当然、考え方の違いや、妥協できるところ、できないところなども出てきます。そういったものを対話で乗り越えながら、グループとしてのプランをまとめていきます。

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次に、全体で考える時間。グループの案を共有しながら、比較していきます。何がポイントで、何は実現可能で、どんな形が最も効果をもたらしそうなのか。ファシリテーターのツッコミも入りながら、議論をすすめていきます。5−3

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そして改めてグループに戻り、最後は個人で最終案を考えました。個人、グループ、全体、三つのフェイズを行き来しながら、意思決定を重ね、プランをブラッシュアップしていきました。

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これらの取り組みをした後には、リフレクションとレクチャータイムを取りました。

自分自身が何を感じたのか、何を学んだのかを考える時間をとり、そして、そのケースにまつわる理論等の解説を行いました。

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2つのケースを終えると、夕刻に。1日全体を通したリフレクションをふまえたうえで、最後に自組織に目を移します。「明日から行っていきたいこと」について、ワンワード・ワンセンテンスでポスターを作成し、ポスターセッションを行いました。

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最後はラップアップと、場所を移しての修了証授与式。

ラスト

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朝から晩までの研修。
濃密な時間を過ごしました。
朝、最初のレクチャーの際に、ケースに取り組むコツとして「同じグループのメンバーは同僚だと思ってください」とお話ししました。
簡単ではない問いに長い時間取り組む中で、お互いの特徴を少しずつつかみながら、また、自分らしさも少しずつ発揮しながら、関係を作っていけたような気がします。

一方で「もっと対話の時間が欲しい」とのご意見もいただきました。
それらもふまえながら、今後のよりよい研修開発にいかしていきたいと思います。

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  • 取材

    中原 淳

  • 取材

    村松 灯

  • 取材

    町支 大祐

  • 撮影

    村松 灯

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