マナビラボ

第6回

2017.11.22

ケースメソッド研修の
開発に向けて:
そもそもケースメソッドってなに?

アクティブラーナーを育てる学校づくりのコーナー。今回はケースメソッドについて取り上げます。春以来、ケースメソッドを用いたスクール・リーダー研修の開発に向けて、研究会や学会発表などを行ってきました。今回は、これまでの開発の成果等を含めて、そもそも「ケースメソッドとは何か」についてご説明いたします。

一般的には「実際の出来事を記述したケース教材をもとに、自らが当事者ならばどのように意思決定するかをまとめたうえで、集団で討議を重ねる」手法(大脇 2011:66)等とされますが、具体的にはどんなことを行っていくのでしょうか。ケースメソッド研究会の写真もまじえつつ、お送りします。

ケースメソッドは、
・「ケースを読む、問いに答える、グループ討議・全体討議」という活動を行います。
・それらの活動を通して「ケースの中で意思決定を疑似体験できる」という特徴を持っています。

私たちはこの特徴をいかして研修を開発・実施していきたいと考えています。
今後ともケースメソッドについて情報発信していきますので、是非ご覧ください。

※参考
石田英夫・星野裕志・大久保隆弘(2007)『ケースメソッド入門』慶応義塾大学出版社
大脇康弘(2011)「ケースメソッドによるスクールリーダー養成」『月刊高校教育 2011/4』
日本教育経営学会(2014)『ケースメソッド入門』花書院
百海正一(2000)「経営学における享受法の改善:ケースメソッド教育を中心に」『商経論叢』36(2)

  • 取材

    町支 大祐

  • 撮影

    田中 智輝

  • 撮影

    村松 灯

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