第21回
2017.08.02
退屈なカリキュラムの改革!でも、そもそも…何のため?
マナビや教育について、ちょっと立ち止まって考えてみるきっかけ作りを目的にした、「3分でわかる!マナビの理論」。
第19回目の今回は、フランスの社会学者で教育者のエドモンド・ドモランの残した一節をご紹介します!
「退屈がカリキュラムの要素である必要はない」と言い切るドモラン。
では、魅力的な勉強とは…。
ドモランは、19世紀末から20世紀初頭のフランス社会を批判し、
生徒の実態に合わせた「実業教育」を中心とする中等教育カリキュラムの必要性を唱えています。
とはいえ、私たちは、ドモランが目指した人間像が、当時の歴史的・社会的状況に規定されていることにも注意を払わなくてはなりません。
「どのように」も重要ですが、
「何のため?」という根本的な問いに立ち戻ることは、いつの時代も、重要なのではないでしょうか。
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取材
渡邉 優子
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撮影
田中 智輝
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撮影
村松 灯
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撮影
町支 大祐