第20回
2017.07.26
個人的で社会的な大いなるメカニズム!?学ぶことと生きることのつながり。
マナビや教育について、ちょっと立ち止まって考えてみるきっかけ作りを目的にした、「3分でわかる!マナビの理論」。
第18回目の今回は、ベルギーの精神医学者で教育者のオヴィド・ドクロリーの残した一節をご紹介します!
“pour la vie, par la vie”
一見すると、何かの呪文のよう…。
20世紀初頭、イギリスに次ぐ世界第2位の工業国となったベルギー。
華やかな経済発展や工業化の陰で、見過ごされてしまっている「教育の本来的役割」について、ドクロリーは問うています。
ドクロリーにおいて「学び」は、“vie”と根底的に結びつけられるものです。
というのも、“vie”−−生きること—は、固定化されない生き生きとした、つながり合いの中で、可能になることで、これこそが「学び」であるからです。
こうした“vie”の様態を表した“pour la vie, par la vie”。
日本では多くの場合、「生活のための、生活による」と訳されてきましたが、あなたなら、どのように訳しますか?
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取材
田中 智輝
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取材
渡邉 優子
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撮影
村松 灯
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撮影
町支 大祐