マナビラボ

第15回

2017.02.08

ひとは、言葉を通して
「違い」を認識し
世界を「分断」する?!

マナビや教育について、ちょっと立ち止まって考えてみるきっかけづくりを目的にした、「3分でわかる!マナビの理論」。

第15回の今回は、法学者のマーサ・ミノウが1990年に発表した Making All the Difference(あらゆる差異をつくる/物事を大きく変える)の一節をご紹介します!

 

幼い子どもに向けたテレビ番組などで見られ「仲間はずれ」ゲームに、人間の基本的な思考の形態を見出したミノウ。

ひとは、言葉を通して「カテゴリー」をつくり、あるものとそうでないものを区別します。

しかし、
「あるものが他のものとは違うと認識するとき、私たちは世界を分断している」
「言語を用いながら、排除し、区別し、そしてーー差別する」

 

さりげなく発する言葉を通して、「普通の◯◯とはなにか」を規定してしまっていませんか?
生きにくさをつくり出してしまってはいませんか?

 

  • 取材

    山辺 恵理子

  • 撮影

    松尾 駿

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