第8回
2016.07.13
ひとはともに思考することはない
ともに創造することもない?!
マナビや教育について、ちょっと立ち止まって考えてみるきっかけづくりを目的にした、「3分でわかる!マナビの理論」。第8回目の今回は、ウィリアム・ホワイトの『The Organization Man』からの一節をご紹介します!
ひとは、他者と協働してはじめて存在価値が生じる存在なのだろうか?
確かに、ひとはともに情報交換をしたり、問題解決をしたり、折り合いをつけたりすることを学ぶ。
しかし、「思考」、とくに「創造的な思考」は、常に一人ひとりの頭の中で起こるものである。
個人能力主義に基づくアメリカの伝統的な「プロテスタント的な倫理」が薄れ、組織適応主義と言えるような「社会的な倫理」に取って代わられている様子を批判的に分析したホワイトが、グループワークへの過信に対して問題提起を行った一節です。
(撮影・編集 鈴木健介)
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取材
山辺 恵理子