マナビラボ

第11回

2016.06.08

アクティブラーニング全国調査の結果を大公開!~第三弾~

教えて!高校のアクティブラーニング

参加型学習の効果の相関

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参加型授業を実施することで先生方は様々な効果を感じていますが、効果の間にはどのような関連があるのでしょうか。相関分析によって効果間の関係性を分析したところ、「思考・表現力」「課題解決力」「教科基礎力」「協働性」「主体性」は相互の関連が強く、お互いに影響し合いながら高まっていると考えられます。
一方で、「市民性」は、それ以外の効果との関連がやや弱いことがわかりました。社会の形成者として必要な資質や社会の発展に寄与する態度を育てることが学校教育の根本に関わることであり、アクティブラーニングが提唱されるようになった背景の1つであるといえます。それだけに、「市民性」に関する効果との関連性を考慮することは、今後の課題であるといえるでしょう。

上図は、ご自由に引用・転載していただいて構いません。また、引用・転載にあたっては、事前にご連絡をいただく必要はありませんが、必ず以下の【出典記載例】に則って、出典をご明記ください。

【出典記載例】
木村充, 山辺恵理子, 中原淳 (2016). 東京大学−日本教育研究イノベーションセンター共同調査研究 高等学校におけるアクティブラーニングの視点に立った参加型授業に関する実態調査: 第三次報告書.
http://manabilab.nakahara-lab.net/wp/wp-content/uploads/2016/06/3rdreport.pdf

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