参加型授業の方法をどこで学んだ？

高校の先生方が実施している参加型授業について、その授業方法をどこで身につけたかを尋ねたところ、約42％の先生が「校務として参加した研修会や勉強会で学んだ」と回答しました。「自主的に参加した校外の研修会や勉強会で学んだ」という先生も約37％おり、研修会や勉強会で授業方法を学んだ先生方が多いようです。他にも「雑誌や書籍の記事で学んだ」「同校の教員から学んだ」という先生方が多くいらっしゃいました。
一方で、「教員養成課程学部で学んだ」や「教職大学院で学んだ」という回答の割合は、それぞれ約7％、約2.4％と低いことがわかりました。高校の先生は、参加型授業を実施する上で大学や大学院時代に学んだことはあまり役に立っていないと感じているようで、この点は今後の大学・大学院教育の課題と言えそうです。

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【出典記載例】
木村充, 山辺恵理子, 中原淳 (2016). 東京大学−日本教育研究イノベーションセンター共同調査研究 高等学校におけるアクティブラーニングの視点に立った参加型授業に関する実態調査: 第三次報告書.
http://manabilab.nakahara-lab.net/wp/wp-content/uploads/2016/06/3rdreport.pdf