マナビラボ

第11回

2016.06.08

アクティブラーニング全国調査の結果を大公開!~第三弾~

教えて!高校のアクティブラーニング

授業改善の方法と判断の根拠

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参加型学習を取り入れた授業のカリキュラム評価・改善について、何らかの方法で評価し、その結果を指導計画や授業内容の改善につなげているかどうかを尋ねました。その結果、「教員の感覚や経験に基づいて、指導計画や授業内容の改善を行っている」先生が約62%、「客観的な評価に基づいて、指導計画や授業内容の改善を行っている」先生が約20%、「評価に基づいた指導計画や授業内容の改善は行っていない」先生が約18%であり、多くの先生が感覚や経験に基づいた授業改善を行っていることがわかりました。
評価方法と判断の根拠との関連を分析したところ、「教員の感覚や経験に基づいて、指導計画や授業内容の改善を行っている」先生では、「生徒の学習成果」を基準としている先生が約71%、「生徒による授業成果」が約58%であったのに対して、「客観的な評価に基づいて、指導計画や授業内容の改善を行っている」先生では、「生徒による授業評価」が約78%で、「生徒の学習成果」が約68%でした。また、「客観的な評価に基づいて、指導計画や授業内容の改善を行っている」先生は、「教員の感覚や経験に基づいて、指導計画や授業内容の改善を行っている」先生に比べて「自校の教員による授業評価」を用いている割合が高くなっていることがわかりました。

上図は、ご自由に引用・転載していただいて構いません。また、引用・転載にあたっては、事前にご連絡をいただく必要はありませんが、必ず以下の【出典記載例】に則って、出典をご明記ください。

【出典記載例】
木村充, 山辺恵理子, 中原淳 (2016). 東京大学−日本教育研究イノベーションセンター共同調査研究 高等学校におけるアクティブラーニングの視点に立った参加型授業に関する実態調査: 第三次報告書.
http://manabilab.nakahara-lab.net/wp/wp-content/uploads/2016/06/3rdreport.pdf

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