第6回
2016.03.02
お待たせしました!アクティブラーニング全国調査の結果を大公開!~第二弾~
教えて!高校のアクティブラーニング
参加型授業の実施とカリキュラム・マネジメント
最後に、参加型授業を実施している学校とそうでない学校では、どのような違いがあるのかを分析してみました。教育目標の達成に向けて、教育課程や授業内容の評価・改善に、学校全体で取り組んでいる傾向にあることがわかりました。(本調査では、このように学校教育目標の実現に向けて教育課程を編成・実施・評価し、改善をはかる一連のサイクルを組織的に推進していくことを「カリキュラム・マネジメント」と呼びます。)
特に、学校教育目標を意識した指導計画や授業内容の設計をしていること、多くの教員が学校教育目標の達成を意識していることなど「学校教育目標の意識」に差があり、学校教育目標の達成を意識しながらカリキュラムを編成・改善していくことが、参加型授業推進の鍵になるかもしれません。
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【出典記載例】
木村充, 山辺恵理子, 中原淳 (2016). 東京大学−日本教育研究イノベーションセンター共同調査研究 高等学校におけるアクティブラーニングの視点に立った参加型授業に関する実態調査: 第二次報告書.
http://manabilab.nakahara-lab.net/wp/wp-content/uploads/2016/03/2ndreport.pdf